「スマホ・タブレット活用術」報告 おそくなりました〜(*_*;)
平成24年4月22日(火)
講師:三宮華子さん
高1と小2の2人の自閉症男児の母。
発達障害児のためのファミリー空手「結(Yui)」代表。
スマートデバイスを利用した発達障害児者のコミュニケーション支援を研究中。
夫はキートンコムの三宮直也氏。
参加者:36人。
事前に申込を〆切りました。
関心の高さがうかがえます。
はじめに三宮さんは、「人生を返していく」という言葉を使いました。
三宮さんは私ほど子供から人生を奪ってないと思いますし、
え、自分はちがうよ、という親もいるでしょうが(^_^;)
我が子に障害があると知った親は、良かれと思って、がむしゃらに突き進むもの。
分かること。出来ること。が、子供にプラスになると思い込みます。
極端に言えば、「(自力での)底上げ」です。
それも必要です。
でも、それだけでいいのでしょうか。
ずっと、続けていけるのでしょうか。
障害の軽重にかかわらず、本人は、本人なりに、成長していきます。
分かること・出来ることが、少なくても・偏っていても、当たり前ですが、大人になります。
そして、大人になってからのほうが、これも当たり前ですが、人生、ずっと長いです。
その長い人生。
使えるものがあれば使って、本人が楽になればいいんじゃない?
好きなものがあれば使って、本人が楽しめればいいんじゃない?
それが「生活支援」です。(すみません、これまた極端に、我流で翻訳してます。)
三宮さんは「生活支援」を「踏み台」に例えています。(上のイラストを見てね。)
「その人に合った高さの『踏み台』を活用して、心地よい生活を実現していくこと。」
さて、理念の前フリはここまでにして、具体的な事例〜。
◇「視覚・聴覚」
◇「コミュニケーション補助」
◇「身辺自立、見守り」
と分けて、たくさんのアプリを紹介してくれました。
タイマーもいろいろ。
目にも耳にも刺激的なタイマーもあれば、
砂時計のように穏やかなアナログっぽいタイマーも。
たくさん並んだ電球の明かりが1つずつ消えていくものとか、
うちが使っていたものですが、隠し絵のようになっていて、だんだん絵が現れてくる、というものもあります。
時間になると音声で知らせてくれるアプリ。
三宮さんの息子さんは、登校に使っていて、これが鳴ると「ペースあげなきゃバスに間に合わない」と気づくそうです。
シンボルをカスタマイズできるアプリでは、
「マクドナルドで買うとき」の手順を作っていて、これを店員さんに見せる。
(店員さんはおばちゃんのほうがスムーズにいくそうです)
撮った画像をその場で編集できるアプリ。
公衆トイレの前の床にマルを描き、ここで待つよう、伝えます。
バスの路線図を写メしておいて、停留所が過ぎるたび、その停留所に線を引きます。
(このアプリに関しては、さっそく「信号に使いました」という親御さんがいました)
LINEは、かなり使える。
文字だけでなく、スタンプや音声、写真や動画。通話、ビデオなど。
その子にあった方法で、家族やヘルパーさんとやりとりできる。
自分1人のグループを作って、グループ名をたとえば担任名にし、
それを先生に見せるというコミュニケーションツールとして使うこともできる。
そして、へー、と感心したのは
自分の場所を相手に伝えるアプリ。
出先から帰るときに「押す」という使い方が一般的だと思いますが、
自宅で地震があったとき、押す、という習慣づけをしている、ということです。
あとさらにすごいのは、浴室に防水パックしたスマホを固定し、
キッチンのタブレットとSkypeでつないで、洗い物をしながら様子を見ている。
(これはちょっとすごすぎー。わたしにとっては神業ー。)
ほかにもいろいろなアプリを紹介してもらったり、
デバイスを買うときのアドバイスをしてもらったししました。
( 買うときについての結論は、「三宮さんをアキバに連れてく。」)
10年ひとむかしです。
次男が幼児のころ、
線なぞりや線つなぎのプリント、山のようにやりました。
PECSには及ばなかったけれど、カードも作りました。
時計プリントは、何種類も、作りました。
指差す方向が分からないので、信号を写真に取って、赤・青・黄を、くり抜いて、3種類。
それが、スマホに初めから付いている機能や、アプリで、出来ます。
指でなぞるアプリや、シンボルのアプリ。
時計も、分針の位置が分からないときは、ヒントボタンで時計の色が変わります。
写真は、編集機能で、見せたい部分に矢印を引いたり、強調機能で浮き立たせたりできます。
いま幼児さん育ててる方、いいなあ・・・。
付録:三宮さんに教えてもらった「Teach me 」というアプリで作ったマニュアルです♡

平成24年4月22日(火)
講師:三宮華子さん
高1と小2の2人の自閉症男児の母。
発達障害児のためのファミリー空手「結(Yui)」代表。
スマートデバイスを利用した発達障害児者のコミュニケーション支援を研究中。
夫はキートンコムの三宮直也氏。
参加者:36人。
事前に申込を〆切りました。
関心の高さがうかがえます。

はじめに三宮さんは、「人生を返していく」という言葉を使いました。
三宮さんは私ほど子供から人生を奪ってないと思いますし、
え、自分はちがうよ、という親もいるでしょうが(^_^;)
我が子に障害があると知った親は、良かれと思って、がむしゃらに突き進むもの。
分かること。出来ること。が、子供にプラスになると思い込みます。
極端に言えば、「(自力での)底上げ」です。
それも必要です。
でも、それだけでいいのでしょうか。
ずっと、続けていけるのでしょうか。
障害の軽重にかかわらず、本人は、本人なりに、成長していきます。
分かること・出来ることが、少なくても・偏っていても、当たり前ですが、大人になります。
そして、大人になってからのほうが、これも当たり前ですが、人生、ずっと長いです。
その長い人生。
使えるものがあれば使って、本人が楽になればいいんじゃない?
好きなものがあれば使って、本人が楽しめればいいんじゃない?
それが「生活支援」です。(すみません、これまた極端に、我流で翻訳してます。)
三宮さんは「生活支援」を「踏み台」に例えています。(上のイラストを見てね。)
「その人に合った高さの『踏み台』を活用して、心地よい生活を実現していくこと。」
さて、理念の前フリはここまでにして、具体的な事例〜。

◇「視覚・聴覚」
◇「コミュニケーション補助」
◇「身辺自立、見守り」
と分けて、たくさんのアプリを紹介してくれました。
タイマーもいろいろ。
目にも耳にも刺激的なタイマーもあれば、
砂時計のように穏やかなアナログっぽいタイマーも。
たくさん並んだ電球の明かりが1つずつ消えていくものとか、
うちが使っていたものですが、隠し絵のようになっていて、だんだん絵が現れてくる、というものもあります。
時間になると音声で知らせてくれるアプリ。
三宮さんの息子さんは、登校に使っていて、これが鳴ると「ペースあげなきゃバスに間に合わない」と気づくそうです。
シンボルをカスタマイズできるアプリでは、
「マクドナルドで買うとき」の手順を作っていて、これを店員さんに見せる。
(店員さんはおばちゃんのほうがスムーズにいくそうです)
撮った画像をその場で編集できるアプリ。
公衆トイレの前の床にマルを描き、ここで待つよう、伝えます。
バスの路線図を写メしておいて、停留所が過ぎるたび、その停留所に線を引きます。
(このアプリに関しては、さっそく「信号に使いました」という親御さんがいました)
LINEは、かなり使える。
文字だけでなく、スタンプや音声、写真や動画。通話、ビデオなど。
その子にあった方法で、家族やヘルパーさんとやりとりできる。
自分1人のグループを作って、グループ名をたとえば担任名にし、
それを先生に見せるというコミュニケーションツールとして使うこともできる。
そして、へー、と感心したのは
自分の場所を相手に伝えるアプリ。
出先から帰るときに「押す」という使い方が一般的だと思いますが、
自宅で地震があったとき、押す、という習慣づけをしている、ということです。
あとさらにすごいのは、浴室に防水パックしたスマホを固定し、
キッチンのタブレットとSkypeでつないで、洗い物をしながら様子を見ている。
(これはちょっとすごすぎー。わたしにとっては神業ー。)
ほかにもいろいろなアプリを紹介してもらったり、
デバイスを買うときのアドバイスをしてもらったししました。
( 買うときについての結論は、「三宮さんをアキバに連れてく。」)
10年ひとむかしです。
次男が幼児のころ、
線なぞりや線つなぎのプリント、山のようにやりました。
PECSには及ばなかったけれど、カードも作りました。
時計プリントは、何種類も、作りました。
指差す方向が分からないので、信号を写真に取って、赤・青・黄を、くり抜いて、3種類。
それが、スマホに初めから付いている機能や、アプリで、出来ます。
指でなぞるアプリや、シンボルのアプリ。
時計も、分針の位置が分からないときは、ヒントボタンで時計の色が変わります。
写真は、編集機能で、見せたい部分に矢印を引いたり、強調機能で浮き立たせたりできます。
いま幼児さん育ててる方、いいなあ・・・。
付録:三宮さんに教えてもらった「Teach me 」というアプリで作ったマニュアルです♡

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