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Hey Jude

Author:Hey Jude
障害告知から10年。サークルは7年。
次男は知的に重度の自閉症児です。

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★啓発活動報告★

啓発活動、数ヶ月ぶりのアップです(・∀・)


(株)Kaien 代表取締役 鈴木慶太氏 をお迎えしました!

前日までチラシのまちがいに気づかず。 「KAIEN」ではなく「Kaien」です。
申し訳ありませんでした・・・。



20161107suzuki_20161205165447f7f.jpg


じつは、鈴木氏とは、東京都自閉症協会では役員同士。


お会いする機会はなかったのですが、バリバリ活動されてる某役員さんから、
「慶太くん」と名前が出るので、勝手に親近感をいだいておりました。


さすがに「慶太くん」では失礼なので、以下、鈴木さんとさせていただきます。
(それでも失礼だなと思いつつ。)


・ω・・ω・・ω・・ω・・ω・・ω・・ω・・ω・・ω・・ω・



鈴木さんは7年前に(株Kaienを創業されています。


5
年前ぐらいに朝日新聞で記事を読み、お名前は存じ上げていたのですが、

その後TEENSに通い始めたお子さんたちが周りに増え、評判を聞くにつけ、

新しい支援だ!いつかお話を聞いてみたいな、と思っていました。

 

※以下は、お話しいただいた内容から、筆者(代表)が印象に残ったフレーズを並べ、

勝手に書かせていただいたものです。主観や感想がかなり入っております。


Kaien は HPで
情報をオープンにされておりますので、正確なところは、そちらをご覧ください。



鈴木PPT1







◆事業内容


就労移行支援は東京都に4か所、神奈川県に2か所。
(首都圏に他にも展開予定、地方でもプログラムを受けられるよう進行中。)


TEENS
(児童ディ)は東京都に3箇所、神奈川県に2箇所。
(同じく首都圏に展開予定、地方のサポートも進行中。)


ガクプロ(大学生・専門学校生対象)は秋葉原・新宿・川崎の3箇所。





鈴木PPT2





就労移行支援とTEENS(児童ディ)は福祉サービスなので、利用者負担で利用できます。


ガクプロはちがいます。

児童発達支援や児童ディなど、児童福祉法にもとづいて支給されるサービスは18才まで。
そのあとのサービスは、障害者総合支援法のサービスになります。
おもに就労か地域で暮らすための支援で、「専門学校や大学に進む障害者を想定していない」のです。

まさに、「発達障害支援の空白地帯」ですね。

 

(話はずれますが、福祉サービスの視点から、ザックリ分けたライフステージで受けられるサービスを整理すると、「1865才」で受けられる手当だけが空白です・・・  ※又村あおいさんの講演会の資料から)



A3【参考資料3】ライフステージに応じた福祉サービスや支援制度-1  



 

◆ 診断非重視


診断にこだわる必要はないといいます。それは、


◇「医者によって診断基準がちがう」 


◇「年齢とともに適応する環境からの要望が変わる」 
(たとえば小学校のとき忘れ物ばかりして怒られていても、中学生になって「置き勉OK」になって楽になった)

◇「年齢とともに特性が変化する」 (たとえば多動はたいてい治まってくる)

から。

 

たしかに、特性が問題行動となるかどうかは、環境にも左右されます。

(そのために保護者は本人に少しでも合う環境をもとめて四苦八苦するのですから)

 

また、診断をもらうことで楽になる面もありますが、それにこだわることで、逆に型にはめてしまうおそれも、分かります。
(障がいはその人の属性であって、本質ではないです)




診断非重視





◆ いろんな服を試着するように、自分にあう仕事をさがす

 

発達障害の方は、自分にどんな服が合うか分からない以前に、
自分が「どんな服を 着ているかが分からない」ことが多いそうです。


かつ、本当の意味で自分の特性{似合う服}に気づくのは、20才を過ぎてから。
思春期が長引いているのか、健常の人よりも、時間がかかる。

 

だから、いろんな服を試着してみる。(=TEENS。弱みを減らす。変化を期待する。)

だいたい分かってきたら、背景を合わせる。(=就労移行支援。本人に合う仕事を探す。強みを活かす。)

 

TEENS は、 「発達に凸凹のあるお子様向けキッザニア」と呼んでいるそうです。言い得て妙ですね。

 
青い服





◆ なぜ働くことを目指すのか


なぜ仕事を重要視するかというと、発達障害の大学生は、離職率がとても高いからだそうです。

また、日本の将来は、だれがかんがえてもきびしい。

親世代の生活水準を本人が送れる保証はない。

それを教えておかないと、あとで本人が苦しむことになる。

 

軽度あるいは知的に遅れのない方が、うまく障害受容をしないまま就労をしても、失敗することは、目にみえています。

かつ、自分の理想と現実がすりあわないまま、親頼りの不相応な生活をしても、親が居なくなったあとに困るのは本人です。

 

また、お金の管理は、こういう方たちがとても苦手とすることだそうです。

TEENSの「おしごと体験」や、就労移行支援で、ゲーム/擬似的に体験できるのは、きっと、将来の役に立ちますね。





近景



◆情報整理

心理に踏み込むのではなく、発達障害の方には「情報整理」してあげるのが有効なのではないか、
と鈴木さんはおっしゃいます。


共感したり傾聴したりするのではなく、情報整理してナビゲーションし、コミュニケーション力を高め、疑似的でいいから、

たとえばガクプロなら、サークル活動のようなものをしたり、就活の練習をしたりする。

(孤立型、というけれども、本当に人とかかわりたくない人はいない。ぼっち就活はきつい。)


その過程で、自尊心を損なわないよう、「成功をあげ、願望をずらし、同時に諦めてもらう」。


成功を上げ願望をずらす


諦めさせ屋、とおっしゃっていましたが、自尊心がバブル化して弾けてしまうよりは、いいです。

そうした「諦め」は、最近よく聞く「レジリエンス」につながるのではないでしょうか(^_^;)

障害の有無にかかわらず、同じですね。



◆就労実績 「ショーケースを増やす」


積み重ねた実績もあり、いまは職場開拓しなくても就労先は充足しているそうです。

(就労先の評判で、またKaienから雇ってもらえる。二匹目のどじょう、とのこと。)


 

また、何人も雇用してもらっている(株)グリーは、障害者雇用職場改善好事例優秀賞を受賞。

http://corp.gree.net/jp/ja/news/press/2016/0907-01.html


いっぽう、テレアポで80社近くに営業しても、反応はゼロ。

発達障害の雇用に対して、世の中はまだまだ、壁が厚そうです。

Kaienを経て就労された方たちの実績が、
今後の発達障害者の雇用を広げていくことを期待します。

(ガクプロを利用されている専門学校や大学の方たちの青春も)





全景




ほかにもいろいろと話してくださいましたが、以上、わたしの拙い感想でした。


と言いつつ、もう1つ、なるほどう、と思ったのは、



◆2〜3万の収入増を見込めるか?

大学に進むかどうかの金銭的な判断として、
「大学卒業後、高卒で働くときより、2〜3万の収入増が見込めるか?」
(その計算方法については、
http://www.kaien-lab.com/faq/next/ )


というお話をされました。


別の方の講演会の資料にあった表を思い出しました。
(どちらかというと障害の重めの方向けのお話です)

生まれてから30才までに得るであろうお金を、手当や年金などのほかに、

障害をもったことで使わずに済んだお金(健常児だったらかかったであろう高校までの学費も)」も、合わせて、計算するのです。


障害の軽重あっても、似た視点からライフプランって考えられるんですね。。。



・ω・・ω・・ω・・ω・・ω・・ω・・ω・・ω・・ω・・ω・・ω・・ω・・ω・・ω・・ω・・ω・



鈴木さんには、Kaien のロゴに付いているenable excellence(強みを活かす)を、
さらにエッジに進めていっていただきたいと思います(・∀・)

 

ご参加してくださったみなさま、お手伝いのみなさま、ありがとうございました。


遠景

 




追記:


この連続講座はゆうちょ財団の「金融相談等活動助成」をいただいています。

この場を借りて感謝いたします。

今回で、ぶじ、終了いたしました。

お金や数字にとことん弱いわたしがやっていいのかと自問しつつ、

(財団の助成担当の方にはお手数をおかけいたしました。)

過程で思ったのは、「参加者にも勉強してもらって何かあったら聞こう。おたがい頼ろう」。

ということです。

今後もよろしくおねがいいたします。





 





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2016/12/05(月) 22:50 | コメント:0 | トラックバック:0 |
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