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Hey Jude

Author:Hey Jude
障害告知から10年。サークルは7年。
次男は知的に重度の自閉症児です。

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報告の冒頭にも書かせていただきましたが、今回は武蔵野市

からもお二人、ご参加いただきました。

(ご諒承いただき、感謝です。)

お二人全景

左:武蔵野市健康福祉部障害者福祉課

  基幹相談支援センター長 中島康子さま

右:武蔵野市就労支援センター「あいる」

  センター長 照沼潤二さま 


お二人には、武蔵野市の発達障害者への取り組みについて、

お話しいただきました。

ご許可をいただきまして、その内容を、

掲載させていただきます。

まず、中島さまです。

中島さん


本日は、講演会にお声かけいただきまして、ありがとうございました。

 

私は、武蔵野市健康福祉部障害者福祉課基幹相談支援センター長の

中島です。

 

本日は、発達障害者就労支援センターUNI平雅夫先生のお話を伺えると、

参加者としての機会もありがたく思っております。

 

2月に世田谷区で開催された講演会には、日程調整ができずに

非常に残念に思っておりましたのでなおさらです。

 

個人の感想はさておき、なぜお話を伺いたいと思っていたかと申しますと、

発達障害の方の理解、対応ノウハウを学ぶことはもちろんなのですが、

行政としましては、その支援の体制の仕組みづくりをしなければなりません。

 

そこで、ぜひヒントをいただければ、と思った次第です。


本日は、『武蔵野市における発達障害者の取り組み』について

お話をするよう招かれたのですが、実は本市には、

発達障害者支援センターがあるわけでもなく、特化した事業があるわけでも

ありません。

 

それでも、児童に関しては相談、療育支援、通所、就学に関する支援が

整ってきています。

それに比べて、おとなに関しては、まだ途上にあるというのが現状なのです。

 

ここで、もうひとつ課題となる現状をお伝えします。


市内には、発達障害と診断された方は、一体何人いらっしゃるのかという

数字的なお話です。

 

精神障害者保健福祉手帳や、自立支援医療を申請するにあたっては、

2年に1回医師の診断書を提出することになります。


そこで、23年度、24年度の診断書にある診断名を手作業で数えてみました。

全部で1946件ありましたが、

ICD10
の分類でF8にくくられるアスペルガー症候群、

広汎性発達障害など、いわゆる発達障害とまとめられる診断は、

たったの40件でした。

これはどういうことかと考えますと、

なかなか発達障害と診断できる医師が少ないこと、

二次的な症状で、例えばうつ病や統合失調症としての診断になっていること。

また、そもそも手帳を取得するメリットが少ない、とかあるいは、

社会の生き辛さというのは、医療で課題解決できるものではないために、

自立支援医療を申請することがない、ということではないかと思われます。


ということは、診断書で把握することはできない、

また現在のところ他に数を捉える術がない、ということになります。


数値実態がわからない、ということは、

どのような課題をどれだけの方が抱えているのか把握できないという、

一つの課題となります。

ただ、現場のケースワークの中では、発達障害者の相談が増えていることを

実感しています。

伴って、発達障害のある方への支援者の意識は、数年前に比べ、

ずいぶん高まったと感じています。

 


ここで、話は変わるのですが、武蔵野市の計画について少しお話しいたします。

市政運営を進めていくうえで中心となる、武蔵野市第5期長期計画、

健康福祉に関する4計画を一体的に見直して策定した武蔵野市健康福祉総合計画、

いずれも、地域リハビリテーションの理念に基づいたものです。 
 

この理念と言うのは、


「すべての市民が、その年齢や状態に関わらず、

住み慣れた場所で、本人の意思に基づいて安心して生活が続けられるよう、

保健・医療・福祉・教育など、地域生活に関わるあらゆる組織、

人が連携した継続的、体系的な支援」です。

さらに、具体的に障害分野に的を絞った『障害者計画・第4期障害福祉計画』も、


前述の地域リハビリテーションの理念が大前提です。


ここでは、施策の体系で『発達障害者などに対する支援の質的向上』を


重点的な取組みとして、

『相談支援体制の充実 発達障害など、障害特性に応じた相談支援の実施』を、


『発達障害』と明記して挙げています。

 

これらの計画があり、また先ほどの実感として発達障害の方の

相談支援が増えたということもあり、取り組みについてお示ししますと


1 支援者教育


2 地域住民の啓発


3 サービスによる支援


ということになります。

 

支援者教育に関しては、福祉関係の通所事業所、ヘルパー事業所、相談機関、

そして教育関係、子どもの支援関係、ハローワークなど幅広い支援者向けに、

連続講座を開催しました。


地域住民の啓発に関しては、武蔵野公会堂を会場に、2年連続で当事者の方、

医師を講師にお招きし、講演会を開催しています。


サービスによる支援ですが、結果として発達障害の方が多く集まるようになった

日中一時支援事業を、精神分野で初めて開始しました。

また、発達障害者を対象と明記した就労支援の事業所などもできました。

当課の窓口相談では、今申し上げた通所の利用、就労に関する相談や利用の支援、

また日常生活支援でいえば、たとえばヘルパー派遣の相談も多くなっていますし、

実際ご利用の方が増えています。

 











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2015/07/26(日) 15:24 | コメント:0 | トラックバック:0 |
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